デメリット

しじみを家庭で飼育する

しじみは熱帯魚のように家庭で飼育する事は可能なのでしょうか。

市場に出回っていて、よく食事として摂取するしじみは、ヤマトシジミと呼ばれるものです。
ヤマトシジミは汽水性と呼ばれる、河川と海の境という、海水と淡水の境目の環境で、育ちます。
汽水性の生物は、一般的に家庭での生育が難しいとされています。
スーパーなどで売っているしじみを家庭で、育てるのは難しいと言えます。
体にからと言って、家庭で繁殖させて、毎日食卓に並べるという事は難しいと言えます。

淡水で育つしじみも存在します。
淡水で育つものは、食すことも可能ですが、今育っている環境にいるものは、汚泥なども捕食している可能性があり味も落ちるので、食さない方が適当と言えます。
日本で昔からいるのがマシジと呼ばれるシジミです
しかし、同じ淡水性のタイワンシジミが、急激に増えて、マシジミを見つける事は困難になっています。
タイワンシジミは、もともと食用として輸入されたしじみです。
砂出しの際に水と一緒に稚貝と一緒に流出したりするなどして、日本中に生息しています。
水路や、河川などに生息を確認できます。
この淡水性であれば、家庭で、生育するのも難しくないものです。
しかし、家庭で飼育して、水の交換などで、稚貝が含まれているかもしれない水を排水することで、そこからまた外来種のタイワンシジミが繁殖してしまう恐れがあります。
外来種の繁殖は、日本の生態系を脅かす恐れがあるのです。
すでに、マシジミと勘違いして、タイワンシジミを放流してしまったりと、各地で、生息地が増えてしまい、日本の淡水には、タイワンシジミがたくさんいます。

タイワンシジミは、要注意外来生物として指定されており、安易な繁殖は避けた方が良い生物です。
しじみを育てるには、淡水性のものであれば、家でも育ちますが、今日本にいる淡水性のものは、タイワンシジミがほとんどです。
家庭で、安易に育てる事で、生態系を乱している可能性は否定できません。
タイワンシジミの繁殖を手助けする結果となり得るので、しじみは家庭では飼育しない方が賢明と言えます。